亀岡事故初公判 少年大筋認める
7月19日 17時55分
京都府亀岡市で、集団登校中の小学生の列に軽自動車が突っ込んで、小学生など3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故で、車を運転し、自動車運転過失致死傷などの罪に問われている18歳の少年の初公判が開かれ、少年は、「事実関係に間違いない」と述べて、起訴された内容を大筋で認めました。
無免許で運転していた18歳の無職の少年は、家庭裁判所の審判で、刑事処分が相当として検察庁に送り返され、自動車運転過失致死傷などの罪で起訴されました。
京都地方裁判所で開かれた初公判で、少年は、「事実関係については間違いありません」と述べ、起訴された内容を大筋で認めました。少年の弁護士は、「当時の車の速度など細かな点について、記録をさらに検討したい」と述べました。
一方、検察は冒頭陳述で、「少年は、それまで無免許運転を繰り返していたうえ、事故当時は、連日の夜遊びで眠気をもよおし、意識がもうろうとしながら運転を続けて、時速60キロで小学生の列に突っ込んだ」と指摘しました。
裁判には、自動車運転過失致死傷罪より刑の重い「危険運転致死傷罪」の適用を求めていた遺族や被害者が参加し、今後、法廷で意見を述べるなどの機会が設けられることになっています。
「本当につらい思いになりました。これから、被害者参加として、できることはどんどんやっていこうと思ってます。」