白玉のどに詰まる 2年前にも
7月24日 18時32分
今月、栃木県内の公立の保育園でおやつに出された白玉だんごを食べた2歳の女の子がだんごをのどに詰まらせて意識不明の重体となっていますが、栃木県内の小学校で2年前にも、同じ会社が作った白玉だんごを給食で食べた男の子がのどに詰まらせて重体となっていることがわかりました。
直径2.4センチほどの白玉だんご、千葉県に工場がある食品会社が製造したものです。栃木市の私立保育園では、17日2歳の女の子がこの工場で製造された白玉だんごをのどに詰まらせて意識不明の重体となっています。
こうしたケースほかにも起きていました。おととし2月、真岡(もうか)市の小学校でも、この会社が製造した白玉だんごを給食で食べた当時1年生の男の子がのどに詰まらせて、いまも意識不明の重体になっていることが判明。
この白玉だんごは、20年以上前から栃木県教育委員会が所管する県学校給食会が一括で仕入れて、県内の学校や保育園などの給食やおやつに使われてきました。学校給食会は同じようなケースが繰り返されたことから、きょう、この会社の白玉だんごの使用を当面見合わせることを決めました。
白玉だんごを製造した会社によりますと、学校給食用などに同じ商品を全国に出荷していますが、子供がのどに詰まらせたという報告があったのは、栃木県内の2件だけだということです。担当者は、「子供に食べさせるときは注意するよう呼びかける文書を製品の袋に明記するなど、再発防止策を検討していきたい」と話しています。