南三陸町の子ら 沖縄で海水浴
7月27日 12時17分
東日本大震災の被災地、宮城県 南三陸(みなみさんりく)町の子どもたちが夏休みを利用して沖縄を訪れ、恩納村(おんなそん)のビーチで久しぶりの海水浴を楽しみました。
「冷たい、懐かしい。」
楽しそうに海で遊んでいるのは津波で大きな被害を受けた南三陸町 歌津(うたつ)地区の小学生と中学生、あわせて23人です。子どもたちは、ボランティア団体や恩納村の協力で沖縄を訪れました。
ボランティア団体によりますと、子どもたちのほとんどが、いまも仮設住宅で暮らしていて、海水浴は去年の震災以降、初めてだということです。
子どもたちは、海に飛び込んだり、もぐったりしながら沖縄の美しい海を満喫していました。
「海が透けてて、すごくきれいでした。」
「宮城県では、海ががれきでいっぱいなので、こっちのほうでいっぱい泳いでいたいです。」
「海が怖いというイメージをなくしてもらいたいと思ってるんですね。沖縄のこうきれいな海を見ることによって、もう一回がんばれる気持ちになってもらえばいいなと思っております。」
子どもたちは、今月30日まで沖縄に滞在するということです。