日语童话故事 日语笑话 日语文章阅读 日语新闻 300篇精选中日文对照阅读 日语励志名言 日本作家简介 三行情书 緋色の研究(血字的研究) 四つの署名(四签名) バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬) 恐怖の谷(恐怖谷) シャーロック・ホームズの冒険(冒险史) シャーロック・ホームズの回想(回忆录) ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记) 鴨川食堂(鸭川食堂) ABC殺人事件(ABC谋杀案) 三体 失われた世界(失落的世界) 日语精彩阅读 日文函电实例 精彩日文晨读 日语阅读短文 日本名家名篇 日剧台词脚本 《论语》中日对照详解 中日对照阅读 日文古典名著 名作のあらすじ 商务日语写作模版 日本民间故事 日语误用例解 日语文章书写要点 日本中小学生作文集 中国百科(日语版) 面接官によく聞かれる33の質問 日语随笔 天声人语 宮沢賢治童話集 日语随笔集 日本語常用文例 日语泛读资料 美しい言葉 日本の昔話 日语作文范文 从日本中小学课本学日文 世界童话寓言日文版 一个日本人的趣味旅行 《孟子》中日对照 魯迅作品集(日本語) 世界の昔話 初级作文 生活场境日语 時候の挨拶 グリム童話 成語故事 日语现代诗 お手紙文例集 川柳 小川未明童話集 ハリー・ポッター 新古今和歌集 ラヴレター 情书 風が強く吹いている强风吹拂
返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 作品合集 » 正文

美女入門192

时间: 2019-08-23    进入日语论坛
核心提示:どうぞ、お試しください最近めっきり痩《や》せたと評判のハヤシです。このあいだモデルのSAKURAさんと「アンアン」におい
(单词翻译:双击或拖选)
どうぞ、お試しください

最近めっきり痩《や》せたと評判のハヤシです。
このあいだモデルのSAKURAさんと「アンアン」において対談することになった。今までだったら着るものは、いつも私の着ているブランドへ行って選んだり、あるいは私の手持ちの中から選んでくれたのであるが、今回はスタイリストのマサエちゃんが、エルメスを用意しておいてくれた。
エルメスといえば、すっきりと背が高い大人の女が着るものと相場が決まっている。そお、私もついにバッグ以外にエルメスを手にする時が来たのね……。
ところでラックには可愛いもんがいっぱいかかっているではないか。私の大好きなピンク系のお洋服。それはSAKURAさん用に借りてきたフェンディのものであった。中でも私がいいナ、と思ったのはホルスタイン柄の革のスカートである。
「いいな、いいな。こんなの着てみたい」
と言ったら、どうぞ、どうぞとマサエちゃんがラックからとってくれた。
「今のハヤシさんだったらはけますよ」
とんでもない。いくら痩せたといっても、あっちはモデルさんなのよ。モデルさんが着るものが、私に入るはずはない。ところがおそるおそるはいたら、ちゃんと入るじゃないの。チャックだって上までいく! こんなことがあってよいのだろうか。嬉《うれ》しくて涙が出てきそう(後で聞いたら、このスカートはヒップボーンということであった……)。
すっかり浮かれた私は、さっそくフェンディの店へ行き、そのスカートを買おうと思った。が、値札を見てびっくり。三十三万円もする。もうちょっとベーシックなものなら買うかもしれないが、ピンクの革のスカートなどというのは人の記憶に残りやすい、こんな大金は遣えないわ……。が、可愛い豹柄《ひようがら》の時計を買った。
そしてこの後、グッチ、レノマのお店ものぞく。あれこれ眺めている私に店員さんが声をかけてくれる。
「どうぞ、お試しください」
どうぞ、お試しくださいだって。この言葉を一度聞いてみたかったの。ここに来るまでが長い年月だった……。ここで皆さんは思うだろう。ふつう店員さんがお試しくださいって言うのあたり前じゃん、他にどんな言い方をするのよ。こういう風に考えるのは、あなたがデブになったことがないからだ。一度デブになってみるとわかる。店員さんは、なんて言うか。
「サイズお探ししますから」
でも私のサイズなんて、たいてい無いのよね。そのつらく悲しいことといったら。
でも違うわ。私のサイズはもういっぱいある。おまけに私は小金を持っている。度胸もある。いってみればこのフロアにある洋服はみんな私のものなのよ! そお、この世にあるすべての洋服は私のもの、あとは私が選ぶだけなの。
が、これだけ強気になった私でも、どうしても諦《あきら》めなくてはいけないものがある。それは靴だ。言うまでもなく、今年はヒールの高いサンダルが大流行だ。私は忙しい中、サロンへ行きペディキュアをしてもらった。今のところ足はいい感じになっている。が、いい感じになったといっても足の幅が縮むわけがない。甲高ダンビロ型の私。おそらくマノロブラニクの靴をはくことなど一生あるまい。マノロブラニクとまでいかなくても、流行のサンダルをはきたいの。今のところミュールを何足か買ったが、やはり夏は甲を出した方がおしゃれっぽいであろう。
そお、夏がくると私は足のことを考えとても憂鬱《ゆううつ》になる。どの雑誌を見ても、ナマ足に洋服を合わせているが、寒がりの私にとってこれはとてもつらいことだ。冬だったらタイツでいいけれども、夏はそういうわけにいかない。ナチュラルストッキングをはいてもいいのではないかと思っても、やっぱりそれは出来ない。私のまわりでは、
「ナチュラルストッキングをはく女・イコール・ダサくつまらんコンサバ女」
という図式が出来上がっているからである。先日あるディナーに出席した私の友人は、
「ドレスとサンダルに、ストッキングはいてきたバカ女がいた」
と言って怒っていたっけ。しかし私の年で、私の足で、スカートにナマ足というのはかなりつらい。よって夏はパンツに素足という格好をとおしていたのであるが、たまにはスカートをはきたい時だってある。そういう時はどうするか。メッシュをはくか。が、あれは足がすごく太く見えるしな、と千々に思いが乱れる私である。
が、それにしても足をどうにかしたい。夏のミュールやサンダルを素足にはくと、すぐ無理がくる。痛いマメをつくってしまい、私はスニーカー一辺倒という和田アキ子状態になってしまった。
ダイエットの先生に尋ねる。
「痩せれば足も小さくなるでしょうか」
「もちろんなります」
先生はきっぱりと言った。そんなわけで私は毎日、階段を使ってふくらはぎを痩せさせる体操をしている。ふくらはぎが痩せれば足の甲も縮むってホントかな。体重が減れば足が小さくなるのはわかるような気がするけど……。でも頑張る。そして世の中すべての靴を私のものにするのだ。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%