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月蝕姫のキス06

时间: 2019-09-15    进入日语论坛
核心提示:CHAPTER 05寒風にほっぺたをなぶられながら考えた自分のことをあまり賢《かしこ》くないとは思っていたが、これほどまでとは考え
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 CHAPTER 05

寒風にほっぺたをなぶられながら考えた——自分のことをあまり賢《かしこ》くないとは思っていたが、これほどまでとは考えもしなかった、と。思い切りの悪さについても同様だ。
あらためて思い知らされた事実は、ぼくがこんなにも自分の考えに執着《しゅうちゃく》する人間だったか——ということだった。
(そして、そのおかげで)
ぼくは、独りつぶやかずにはいられなかった。
(こんなところで、張り込《こ》みみたいなことをしなくちゃならなくなったわけだ。誰に命じられたわけでもないのに……それも、よりによって、こんな寒空の下!)
ぼくがいるのは、駅前の繁華街《はんかがい》の一角。目の前にあるのは、ショッピングセンターの脇《わき》にあるコインロッカー・コーナーだ。あの刑事の態度につい意地になり、さらに深みにはまった先が、ここというわけだった。
——あのあと、笑い仮面を完全に脱《ぬ》ぎ捨てた刑事に、ぼくがたっぷりと油を絞《しぼ》られたのは言うまでもない。いったい何のつもりで勝手に席を立ったのか、いったい何をしに行き、どうしてまた手ぶらで帰ってきたのか?
質問する方も要領を得なかったが、答えるこちらはいっそうしどろもどろ。解けない数式が書かれた黒板の前でさらし者にされるときの何倍か汗《あせ》をかくはめになった。
あとから来た黒ずくめの衣服に、青ざめた顔の男は、そんなぼくをさも面白そうに、ニヤリニヤリと意地の悪い笑みを浮《う》かべながら、ながめていた。
この男もやはり警察の人間らしく、つまり二人は同僚《どうりょう》ということらしかった。だが、仲は決してよくないようで、特に、ぼくを尋問《じんもん》した�笑い仮面�は黒ずくめの刑事が大嫌《だいきら》いなようだった。ちょっとした言葉のはしばしや、投げかける視線からもそのことが見てとれた。
かたや黒ずくめの刑事は、彼から嫌われていることをむしろ楽しんでいるようで、それが証拠《しょうこ》に、彼とぼくとのやりとりに、いちいち「おやおや、何てこった」「ほい、どうした?」などと茶々を入れてきた。だもんで、相手はますますいきり立ってしまって、おかげでぼくまでとばっちりを喰《く》わされた。
全く迷惑《めいわく》な話だった。加えて迷惑だったのは、そうこうしているうちに昼休みが終わってしまい、とうとう昼飯を食べそこねたことだった。
やりきれなさと腹ペコなのが合体して、どうにも心の収まりがつかなかった。何もかもが不条理きわまりない中で、その筆頭は、あのとき確かに拾い、カバンに入れてきたはずの鍵《かぎ》が、いつのまにか消え失せていたことだった。
家に忘れてきたはずはない。まして勝手に消えてなくなるわけがない。となれば——誰かが盗《ぬす》んだのか?
ばかばかしい。そんなわけがあるもんか。
ひょっとしたら、いや、ひょっとしなくとも一番筋の通った推測を、ぼくはあっさり捨て去った。いま思えば、何かと面倒《めんどう》なことになりそうなのを恐《おそ》れ、知らず知らず意識の外に追い出していたのだ。
いったい誰が、何の目的で鍵を盗んだのか。クラスの連中にいきなりそんなことを訊《き》くわけにもいかず、近くの席の奴にそれとなく、
「あの、昼休み中にぼくの席に近づいて、そのぅ、このカバンを……」
などと尋《たず》ねても、ハァ? と変な顔をされるばかりだった。
むろん、あの調子では警察も相手にしてくれそうにない。現物があってこそ検討もしてくれたかもしれないが、「確かにあったんです」と主張するだけでは無理に決まっている。
そんなことを思い悩《なや》むうちに、本当にカバンにあのキーを入れたのか、だんだんと記憶《きおく》があいまいになってきた。授業がすむや、ホームルームも素っ飛ばして家に帰り、調べてみたが、やっぱり見つからない。だが、そのことは学校でなくしたことの証明にはならず、ひょっとしてわが家に何者かがこっそりと——という、さらにいやな可能性を思いつかせるきっかけとなった。
しまいには、キーを拾ったことさえ現実の出来事だったかどうか、ぐらついてくるありさまで、これはさすがに即座《そくざ》に否定したものの、混迷は深まるばかりだった。
では、どうすればいいというのか。どうもしないのがいいに決まっていたが、なぜかそうはできなかった。
テストの一夜漬《いちやづ》けのときには、さっぱり働いてくれない記憶力が、そのときだけは変に研ぎすまされていた。何と、あのキーについていたプラスチックのホルダーに刻まれた数字が、まざまざと脳内スクリーンに映し出されたのだ——3・5・7と、字画のかすれまではっきりと、自分でもびっくりするぐらいに。
何のことはない、お節句の七五三の逆読みだから覚えやすかっただけのことだが、それだけではなかった。その裏っかわに「××北口」と記された文字までもがまざまざと思い出された。
そのとたん、ピンとくるものがあった。これらの四文字から連想されるものは、ここからさほど遠くない駅名であり、そこにある出入り口の一つであった。
駅には、今では時代|遅《おく》れになりかけたショッピングセンターがあり、その一角には——とここまで言えばもうおわかりだろう。
ぼくはあいにく、コインロッカーとトイレを着替《きが》えのための中継ポイントにして、あちこち遊び回る女子高生ではない。だから、あそこのコインロッカーを利用したことはなく、そこにどんなキーが使われているかは知らない。
したがって、あの鍵とキーホルダーが本当にそのショッピングセンター脇から持ってこられたものなのかどうか、わかるわけがない。まともな頭の持ち主なら、そんなあやふやなことで用もない場所に、今さらわざわざ出かけて行ったりはしないだろう。いや、しないに違《ちが》いないし、してはならない。
「フッ……フワックシュ!」
無理にこらえたせいで、よけい妙《みょう》ちきりんなものとなったクシャミが口から飛び出した。折悪《おりあ》しく通りかかった女子中学生たちが露骨《ろこつ》にプッと噴《ふ》き出しながら、通り過ぎてゆく。まあ、ここにいることでまともな頭の持ち主でないことを実証した以上、しかたがないのかもしれなかった。
——あのキーは、やはりここのものらしかった。記憶の中にあったそれと、鍵そのものの形状も、数字の見た目も、それから「××北口」の文字も、何もかもがコーナーに並んでいるロッカーに挿《さ》されているものと一致《いっち》していた。
そして、357番のボックスは——まだ使用中だった。まだ、とあえて付け加えたのにはわけがあって、扉《とびら》の小窓には三日分の料金に相当する数字が表示されていたからだ。ということは、今日の昼休みを境にぼくが鍵の所在を見失ってから、誰もこのロッカーの施錠《せじょう》を解いていないということだ。
と、いうことは——? もし、あの鍵を手にした誰かがこの357番に預けた何かを受け出しにくるとすれば、それはまだこれからということになる。この手のコインロッカーは、一定期間が過ぎると管理者側がマスターキーで開錠し、中身を遺失物として回収してしまう。それがいやなら、その前に駆《か》けつけなければならないはずだった。
そこここに貼《は》り付けてある約款《やっかん》によると、ここの利用限度はたいがいそうであるように三日間。管理する側が使用時間をどんな風にチェックし、いつ回収することにしているのかは知らないし、タイムリミットとなった瞬間《しゅんかん》にやってくるとも思えないが、それでも預ける側としては規定の時間を守るのが安全に違いなかった。
だとしたら……ここで待っていれば、ひょっとしてあの357番のロッカーを開けにくる誰かと遭遇《そうぐう》できるのではないか。そして、その誰かとは、ぼくが拾ったあのキーをいつともしれない機会に、何らかの方法で奪《うば》い取った人物なのでは……。
そう思い当たってしまったのが運の尽《つ》き、ぼくはそのままコインロッカーのある一角から離《はな》れられなくなってしまった。こうして、しだいに日が翳《かげ》り、しんしんと冷え込んでもきた黄昏《たそがれ》どきに、ぼくは刑事ドラマもどきの張り込みを敢行《かんこう》するはめになったのだった——。
あいにく通りすがりの人からは、張り込みというよりは、わらにもすがる思いで取りつけたデートの約束をあっさりすっぽかされたモテナイ君ぐらいにしか見えなかったろう。われながらはまり役だと思わずにはいられない、そんな自分の姿を思い浮かべながら、ぼくの中では自己|嫌悪《けんお》まじりの後悔《こうかい》と、半ば以上意地になっての探究心が綱《つな》引きを繰り広げていた。
結局のところ勝負は後者が優勢で、ぼくはえんえんと張り込みを続けるはめになった。といっても、ぼくが監視《かんし》しようとする357番ロッカーは、コーナーを入ったところの中段ぐらいにあって、外からは開閉するところを直接目にすることができない。
だからといって、用もないのに入りびたっているわけにもいかない。ちょっとの間ならともかく、怪《あや》しまれるのが落ちだ。となれば、コーナーへの出入りが見える場所から、そっとながめているほかなかった。
これも決して楽な作業ではなく、体はどんどん冷えるし、その場を動くわけにはもちろんいかず、加えてすぐに単調さと退屈《たいくつ》に耐《た》えられなくなってきた。というのも、すぐに気づいたことだが、けっこう稼働《かどう》率が高く空きの少ないここのコインロッカー・コーナーに出入りする人間は、意外と少なかったのだ。
それでも最初の一人がコーナーの奥に消えていったときには、興奮と緊張《きんちょう》をこらえながら、あとに続いた。だが、その人が立ったのは全く別のロッカーの前で、これにはがっかりするやらホッとするやら。大変だったのはそのあとで、何食わぬ顔でコーナーから出て行くのにかなり汗をかいてしまった。
もし、そのときのようす——コインロッカーがズラリと並んだ真っただ中に入ってきて、まだ空きはあるのに荷物を入れるでなし、といってキーを取り出して扉の一つを開けるでもなく、わざとらしく踵《きびす》を返して戻《もど》ってゆく姿を見られていたら、限りなく怪しい奴に映ったに違いない。
その次も、三度目の利用者のときも似たようなことがあって、ほとほと疲《つか》れ果ててしまった。で、357番を開けるかどうか、じかに確かめるのはやめにし、誰かがコーナーに入っていったら、その人が出てくるのを待って、問題のロッカーが開けられたかどうかを調べることにした。ただし、同時に二人以上が中にいるような状況《じょうきょう》になったら、じかに見に行く必要があるだろう。
そのうえで、キーが戻されていたり、もう一度預け直して料金表示がリセットされていたら、急いで外へ飛び出し、あとを追う——いや、笑わないでほしい。そのときは真剣にそうしよう、やればできるはずだと考えていたのだ。
だが、そうまでする機会はいっこう訪れないまま、時間だけがむなしく過ぎていった。体感温度はますます下がり、それと負の正比例をなして(こういうときに�反比例�という言葉を使うのは間違いだと、うちの親が言っていた。なるほどそうだ)自分で自分をバカだと認定する度合いは高まっていった。
そもそも、何でこんなことになったのか。全てはあの気の毒な男とすれ違い、その直後にキーを見つけて拾ってしまったりしたからだ。
では、どうしてあそこにあんな鍵が落ちていたのか。わざと置いたのでなければ、誰かが落としたからだろう。では、いったい誰が?
あのときは、そうまで強く結びつけて考えなかったが、最も可能性が高いのは、あの男だろう。いや、きっとそうに違いない。
(だとしたら……)
ぼくは寒さと足のだるさから逃《のが》れるために、しきりと足踏《あしぶ》みをしながら、心の中でつぶやいた。
(殺された人にこんなこと言っちゃ悪いけど、何で自分でさっさと気づいて鍵を拾っておいてくれなかったんだろう。そしたら、意地になってこんな刑事か探偵ごっこみたいなことをしなくてすんだろうに)
勝手な理屈をこねたあと、「いや、待てよ」とあることに思い当たった。
あの男は、鍵を落としたことに気づいたのかもしれない。だが、当人が見つけるより先に、ぼくが拾ってしまったのだとしたら?
それだったら、あの人が拾えなかったのは当たり前で、ぼくはとんだお節介《せっかい》をしてしまったのかもしれない。それどころか、ぼくが鍵を言わば横取りしてしまったことが、あの無残な最期につながったとしたら——などとあらぬ方向に思いが向かってしまうと、ますます心がざわついた。
こういったよからぬ想像とか、それにともなう後悔とかにさいなまれるとき、ぼくのものごとを考え抜きすぎる性格は、最悪の結果をもたらす。とにかく悪い方向へ悪い方向へと妄想《もうそう》がふくらんで泥沼《どろぬま》に陥《おちい》ってしまうのだ。
だが、幸いにも、そのときにはそんなことにならずにすんだ。というのは、あの殺された男と、彼にかかわる目撃《もくげき》証言、それにあのコインロッカーの鍵をめぐって、全く新たな考えが浮かんできたからだ。
(ん、待てよ。ひょっとして……)
そうつぶやいた瞬間、ぼくは寒さも疲れも、ばかばかしい思いも自己嫌悪もきれいに振《ふ》り落としていた。それら一切と無縁《むえん》になって、ただひたすらに一つの論理を組み立てようとしていた。
そして、その刹那《せつな》、ぼくは生まれて初めてはっきり感じたのだ——あの幼い日、いたずらに手にしたマッチの火にも似て、頭の中にパッとはじけた閃光《せんこう》を。それには、ありとあらゆる日常のくびきを取っ払《ぱら》い、学校生活のうっとうしさも何もかもを忘れさせるだけの輝《かがや》きがあった。
何というか、それは——誤解を恐れずにいえば、一つの快感だった。どんなごちそうよりも舌なめずりさせそうな誘惑《ゆうわく》に満ち満ちていた。
「そうだ」
ぼくはわれ知らず、声に出していた。けっこうまわりに響《ひび》く大きさだったものだから、あわててあたりを見回すと、そのあとは自分でも聞こえないぐらいに声を押し殺して、
「もし、あの男の人がコインロッカーの鍵を落としたとして、その後そのことに気づいたとしよう。そのためにはどうする? いったん立ち止まって、来た道を西から東へ戻るはずだ。となると、そのまま西へ進んで行ったのより、ずっと進行が遅れるはずで……」
こんがらかった糸がスルスルとほどけてゆく心地よさに、ぼくは酔《よ》いしれていたのかもしれない。そのせいで、今また一人の人物がコインロッカー・コーナーに入って行ったのだが、アッとあわてて視線を向けはしたものの、ほとんど気もそぞろといったありさまだった。
ちなみに、その人物というのは、時代遅れの長髪に太い黒縁《くろぶち》の眼鏡《めがね》をかけ、体型はひょろりとして何とも頼《たよ》りなさそうな二十代の男性だった。何となく滑稽《こっけい》な外見といい、変に哀《あわ》れっぽい雰囲気《ふんいき》といい、どう見ても恋愛ドラマの主役にはなれそうにない。その点では、ぼくも人のことは言えないが……。
「これに対して」なおも夢中で考え続けた。「ぼくやあの委員長コンビは、そのまま学校帰りのルートをたどっていた。となると、これまで考えられていたのとは状況が全然違ってくるわけで……」
ぼくは気づいていなかったのだ——解けて延びゆく糸の先には、思いがけずおぞましい真実が結びついていることを。だが、幸か不幸か、その怪物《かいぶつ》めいた姿を引きずり出してしまう前に、すぐ目の前で事態が一気に展開した。いや、むしろ爆発[#「爆発」に傍点]したというべきか。
(な、何だ!?)
ぼくは、ぎょっとして目を見開いた。とたんに、心臓の鼓動《こどう》が痛いほどに高鳴った。
今も述べた、新たな人物がコインロッカー・コーナーに入っていってしばらくしてから、パンッという音が突然《とつぜん》鳴り響いたのだ。風船かカンシャク玉でも破裂《はれつ》したかのようだった。
決して空耳や錯覚《さっかく》ではなかった証拠に、ちょうど近くにさしかかっていた通行人たちがハッと立ち止まり、中にははっきりとコーナーの入り口を振り返った人もいた。
(あの中で、何かが? それにしても、今のパンッていうのは、いったい……)
ぼくはすぐにも確かめに走らねばとはやりながら、しかし臆病《おくびょう》さのせいで一歩も動くことができなかった。だが、その必要はなかった。今の破裂音の正体はさておき、その結果何が起きたかの答えが数十秒後、恐ろしいほど具体的な形をとって現われたのだ。
最初に見えたのは、入り口からヌッと出て、そばの壁《かべ》にからみついた腕《うで》だった。次いでズズッとはみ出した足……と思った刹那、体全体が転げるように飛び出してきた!
(あ、あれは……)
ぼくは息をのまずにはいられなかった。と同時に、周囲で次々と悲鳴やわめき声があがった。
それは、確かにコインロッカー・コーナーに入っていった男だった。服装も容姿も、当然ながらついさっきと全く変わりない。だが、その表情はあまりに大きく変わりすぎていた。
黒縁の眼鏡はずれて顔に垂《た》れ下がり、髪はおどろに乱れていた。目も鼻も口も、顔面のパーツ全てがすさまじい苦悶《くもん》と恐怖《きょうふ》を表わし、それらの間を細かく枝分かれした血潮が網目《あみめ》のように彩《いろど》っていた。
その源は——男の額にぽっかりとうがたれた赤黒い穴だった。このうえもなく明らかな〈死〉そのものの刻印だった。
にもかかわらず、男は驚《おどろ》くべき生への執着を示した。よろよろと一歩また一歩、ときには激しく痙攣《けいれん》しながらも、逃《に》げ惑《まど》う人々の間を突《つ》っ切って行った。それも何を思ったのか、よりによってぼくのいる方に向かって!
なお悪いことに、あまりの恐ろしさに、ぼくは足をその場に釘《くぎ》づけされたようになっていた。焦《あせ》るうちにも、男は間近に迫《せま》り、もう何も見えるはずのない白目でキッとぼくを見すえた——ような気がした。
次の瞬間、男は体をググッと傾《かし》がせると、棒か何かみたいに地面に倒《たお》れ込んだ。危ないところでぼくの肩《かた》をかすめる拍子《ひょうし》に、血しぶきを一、二滴ばかりプレゼントしてくれながら……。
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