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花の百名山199

时间: 2020-06-28    进入日语论坛
核心提示:霧島連峰《きりしまれんぽう》   マイヅルソウ「花は霧島、煙草は国分」と歌でいうけれど、霧島とは、|韓国《からくに》岳か
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霧島連峰《きりしまれんぽう》
   マイヅルソウ
 
「花は霧島、煙草は国分」と歌でいうけれど、霧島とは、|韓国《からくに》岳から|新燃《しんもえ》、中岳、高千穂峰などを総称しているらしい。霧島屋久国立公園は外に、錦江湾、|指宿《いぶすき》、佐多岬地域から屋久島を総合して言っているので、桜島火山も|開聞《かいもん》岳も皆この範囲内に入る。『歴史の山100選』には「霧島山」の一項があり、標高一七〇〇メートルとしるされていて、これは韓国岳の高さである。その説明によれば「霧島山は聖山である。昭和九年にわが国で最初の国立公園の指定を受け、東西二十二キロ、面積二一五六〇ヘクタールという広大な地域に、二十三座の群状火山がならび立ち」とあって、最高峰は韓国岳だが、盟主は高千穂峰の一五七四メートルとされているらしい。イザナギ、イザナミ二神が、天の浮橋の上から霧の海を|逆鉾《さかほこ》でさぐって、この国を発見したからこの地を霧島と名づけたと伝えられるとも書かれている。『古事記』には、天の浮橋に立って海水を|沼矛《ぬぼこ》でかきまわしてできたのは、|淤能碁呂《おのごろ》島で「岩波文庫」の注には所在不明とある。ニニギノミコトは高千穂の峰に降りて「この地は韓国に向かっていてよい」と言っている。ふるさとは韓国ということか。
私はこれらの四つの山に皆登って、その頂きのどこからも青々と草の茂った大きな噴火口が幾つもあるのが見られて感動した。水がたまって池になっているのもあった。私は、それらのすべてがいっせいに火を噴きあげていた日々の姿を想像した。
一口に霧島と言っても、各山、それぞれに形がちがう。共通しているのは韓国のマイヅルソウ、新燃、中岳のツクシシモツケ、ネバリノギランが関東の半分から三分の一の大きさであること。キリシマツツジがあること。感動したのは、中岳のアカマツの山腹を、野生の鹿の群れが五、六匹、澄んだ声で鳴きながら、走っていったのを見たこと。なお高千穂峰の上の逆鉾は、いかにも作りものめいてなにも感動しなかった。
かがまりて|舞鶴《まいづる》草をわれは見る
花もその丸き花も|愛《かな》し
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