2017-01-10 40、しのぶれど 色にいでにけりわが恋は 物や思ふと人の問...
2017-01-10 39、浅茅生(あさぢふ)の 小野の篠原(しのはら) しのぶ...
2017-01-10 38、忘らるる 身をば思はず ちかひてし 人の命の惜しくも...
2017-01-10 37、白露に 風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散...
2017-01-10 36、夏の夜は まだ宵(よひ)ながらあけぬるを 雲のいづこ...
2017-01-10 35、人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の香(か)に...
2017-01-10 34、誰(たれ)をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の友な...
2017-01-10 33、ひさかたの 光のどけき春の日に しづ心なく 花の散る...
2017-01-10 32、山川(やまがは)に 風のかけたるしがらみは 流れもあ...
2017-01-10 31、朝ぼらけ 有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪...
2017-01-10 30、有明の つれなく見えし別れより 暁ばかり うきものは...
2017-01-10 29、心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる白菊...
2017-01-10 28、山里は 冬ぞさびしさまさりける 人目も草もかれぬと思...
2017-01-10 27、みかの原 わきて流るるいづみ川 いつ見きとてか恋しか...
2017-01-10 26、小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびのみゆき待...
2017-01-10 25、名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで 来る...
2017-01-10 24、このたびは ぬさもとりあへず手向山(たむけやま) も...
2017-01-10 23、月みれば ちぢに物こそかなしけれ わが身ひとつの 秋...
2017-01-10 22、吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐と...
2017-01-10 21、今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ちい...