2017-01-12 80、長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは 物をこそ...
2017-01-12 79、秋風に たなびく雲の絶えまより もれいづる月の 影の...
2017-01-12 78、淡路島 かよふ千鳥の鳴く声に 幾夜(いくよ)寝ざめぬ...
2017-01-12 77、瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に あはむ...
2017-01-12 76、わたの原 漕ぎいでて見れば ひさかたの 雲ゐにまがふ...
2017-01-12 75、ちぎりおきし させもが露を命にて あはれ今年の 秋も...
2017-01-12 74、うかりける 人を初瀬の山おろしよ はげしかれとは 折...
2017-01-12 73、高砂の 尾の上の桜咲きにけり 外山(とやま)のかすみ...
2017-01-12 72、音にきく 高師(たかし)の浜のあだ波は かけじや袖(...
2017-01-12 71、夕されば 門田(かどた)の稲葉おとづれて 芦(あし)...
2017-01-12 70、さびしさに 宿を立ちいでてながむれば いづこもおなじ...
2017-01-12 69、嵐吹く 三室(みむろ)の山のもみぢ葉は 竜田(たつた...
2017-01-12 68、心にも あらでうき世にながらへば 恋しかるべき 夜半...
2017-01-12 67、春の夜の 夢ばかりなる手枕(たまくら)に かひなく立...
2017-01-12 66、もろともに あはれと思へ山桜 花よりほかに 知る人も...
2017-01-12 65、恨みわび ほさぬ袖(そで)だにあるものを 恋にくちな...
2017-01-12 64、朝ぼらけ 宇治の川霧たえだえに あらはれわたる 瀬々...
2017-01-12 63、今はただ 思ひ絶えなむとばかりを 人づてならで 言ふ...
2017-01-12 62、夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の関は...
2017-01-12 61、いにしへの 奈良の都の八重桜 けふ九重(ここのへ)に...