2014-08-01 100.ももしきや ふるき軒ばの しのぶにも なほあまりある 昔...
2014-08-01 99、人も愛し人も恨めしあぢきなく世を思ふゆゑにもの思ふ身...
2014-08-01 098.風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしな...
2014-08-01 097.来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこ...
2014-08-01 96、花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり...
2014-08-01 95、おほけなくうき世の民におほふかな我がたつ杣に墨染の袖...
2014-08-01 094.み吉野の 山の秋風 さ夜更けて ふるさと寒く 衣うつなり...
2014-08-01 93、世の中は常にもがもな渚こぐ小舟の綱手かなしも镰仓右大...
2014-08-01 092.わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそしらね かわくま...
2014-08-01 091.きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとり...
2014-08-01 090.見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色は...
2014-08-01 89、玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわ...
2014-08-01 88、難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ 身をつくしてや 恋わ...
2014-08-01 087.村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐ...
2014-08-01 086.なげけとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙か...
2014-08-01 085.夜もすがら 物思ふころは 明けやらぬ 閨のひまさへ つれ...
2014-08-01 084.ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ ...
2014-08-01 83、世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる。...
2014-08-01 082.思ひわび さてもいのちは あるものを 憂きにたへぬは 涙...
2014-08-01 81、其一、ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ...