2014-08-01 080.長からむ 心もしらず 黒髪の みだれてけさは 物をこそ思...
2014-08-01 079.秋風に たなびく雲の たえ間より もれいづる月の 影のさ...
2014-08-01 078.淡路島 かよふ千鳥の なく声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守...
2014-08-01 077.瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ...
2014-08-01 076.わたの原 こぎいでて見れば 久方の 雲居にまがふ 沖つ白...
2014-08-01 075.ちぎりおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もい...
2014-08-01 074.憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈ら...
2014-08-01 073.高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山のかすみ たたずもあ...
2014-08-01 072.音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそ...
2014-08-01 071.夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹...
2014-07-31 70、寂しさに宿を立ち出でてながむればいづこも同じ秋の夕暮...
2014-07-31 069.あらし吹くみ室の山のもみぢばは竜田の川の锦なりけり/能...
2014-07-31 068.心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の...
2014-07-31 67、春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそおしけ...
2014-07-31 066.もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もな...
2014-07-31 065.うらみわび ほさぬ袖だに あるものを 恋にくちなむ 名こ...
2014-07-31 064.朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の...
2014-07-31 063.いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふ...
2014-07-31 62、夜をこめて鳥のそらねははかるともよに逢坂の関はゆるさ...
2014-07-31 061.いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるか...