2021-03-09 「今の亭主じゃありません、離縁(りえん)された亭主です」「...
2021-03-09 余は再び唯々として、木瓜の中に退(しりぞ)いて、帽子を被(...
2021-03-09 二人の姿勢がかくのごとく美妙(びみょう)な調和を保(たも)...
2021-03-09 余はこの物騒(ぶっそう)な男から、ついに吾眼をはなす事が...
2021-03-09 小供のうち花の咲いた、葉のついた木瓜(ぼけ)を切って、面...
2021-03-09 岨道(そばみち)を登り切ると、山の出鼻(でばな)の平(たいら...
2021-03-09 芝居気があると人の行為を笑う事がある。うつくしき趣味を...
2021-03-09 門を出て、左へ切れると、すぐ岨道(そばみち)つづきの、爪...
2021-03-09 余は常に空気と、物象と、彩色の関係を宇宙(よのなか)でも...
2021-03-09 基督(キリスト)は最高度に芸術家の態度を具足したるものな...
2021-02-23 「わしにも入らんがな。わしはまだ巡査の厄介(やっかい)にな...
2021-02-23 「なるほどそれもそうじゃろ。わしも達磨(だるま)の画(え)ぐ...
2021-02-22 山里(やまざと)の朧(おぼろ)に乗じてそぞろ歩く。観海寺の...
2021-02-22 仰数(あおぎかぞう)春星(しゅんせい)一二三の句を得て、石...
2021-02-22 木蓮の花ばかりなる空を瞻(み)ると云う句を得た。どこやらで...
2021-02-22 寒い。手拭(てぬぐい)を下げて、湯壺(ゆつぼ)へ下(くだ)る...
2021-02-22 余は湯槽(ゆぶね)のふちに仰向(あおむけ)の頭を支(ささ)え...
2021-02-22 小供の時分、門前に万屋(よろずや)と云う酒屋があって、そ...
2021-02-22 放心(ほうしん)と無邪気とは余裕を示す。余裕は画(え)にお...
2021-02-22 御茶の御馳走(ごちそう)になる。相客(あいきゃく)は僧一人...