2020-05-15 こざっぱり蝉、炎天のみみず、踏まれたバッタ、塩からトンボ...
2020-05-15 ももさくら通りすがりにあんまり長いこと桃の木を見上げてい...
2020-05-15 迷子拾うてその子が私のスカートを掴んだのは大阪万国博覧会...
2020-05-15 おつゆさんむかし私の生まれた村に与一つぁんという大工がい...
2020-05-15 五十枚の絵松原美代子という四十八歳の被爆女性がヒロシマの...
2020-05-15 水 恋 い 記九州の柳川へ誘われたのは早春だった。駅からもう...
2020-05-15 闇 夜 の 米母は姑《しゆうとめ》と姉と私を養うためにまっく...
2020-05-15 人生ってやつは人は私をきわめつきのナルシストだという。そ...
2020-05-15 桃 の 種白桃に入れし刃先の種を割る 橋本多佳子 あの日...
2020-05-15 チンパンジーを抱くチンパンジーのおとうちゃんで有名な亀井...
2020-05-15 富士正晴という蛙今から五、六年前のことである。竹林の仙人...
2018-06-11 優柔不断な私の主人は、私を選ぶにも仲間十数足を集めて「...
2018-06-11 家族について話すことが苦手だ。自分の未熟さを叫ぶような...
2018-06-11 物にも心がある、と感じたことはあまりない。電気製品は年...
2018-06-11 二十五年前の春、三人の幼子を連れて、家族で大阪から岡山...
2018-06-11 七月下旬のある日、私は自宅最寄りのJR駅のホームにいた...
2017-09-06 「離婚して仕事も辞めて、実家に帰ろうと思う」東京の高層ビ...
2017-09-06 子ができた、とわかった時、嬉しさより先にわいた感情は不安...
2017-09-06 私の母は、いつも歌っていた。朝、窓をあけ空にむかって歌い...
2017-09-06 平成六年六月十三日、天使は大きな荷物を背負って誕生した。...