2019-08-26 二二八 同じ附馬牛村の字大沢には、砂沢という沢がある。こ...
2019-08-26 二二七 附馬牛村の阿部某という家の祖父は、旅人から泥棒の...
2019-08-26 二二六 青笹村字中沢の瀬《せ》内《ない》という処に、兄弟...
2019-08-26 二二五 土淵村に治吉ゴンボという男がいた。この郷でゴンボ...
2019-08-26 二二四 昔土淵村字厚楽の茶屋に、四十恰好の立派なお侍がお...
2019-08-26 二二三 青笹村飛鳥《あすか》田《だ》の菊池喜助という人の...
2019-08-26 二二二 小国村字新田の金助という家の先祖に、狩人《またぎ...
2019-08-26 二二一 旗屋の縫は当国きっての狩りの名人であったといわれ...
2019-08-26 二二〇 閉伊郡の海岸地方では、軒ごとに鏡《かがみ》魚《う...
2019-08-26 二一九 狩人は山幸の呪《まじない》にオコゼを秘持している...
2019-08-26 二一八 佐々木君縁辺の者に、以前大槌町の小学校で教師を勤...
2019-08-26 二一七 つい近頃のことであったが、土淵村和野の菊池某の飼...
2019-08-26 二一六 佐々木君の幼少の頃、近所に犬を飼っている家が二軒...
2019-08-26 二一五 土淵村野崎の下屋敷の松爺が、夕方になってから家の...
2019-08-26 二一四 小国村又《まつ》角《かく》の奥太郎という男が、遠...
2019-08-26 二一三 明治の初め頃であったかに、土淵村字栃内の西内の者...
2019-08-26 二一二 栗橋村の嘉助とかいう人が、本当に出逢った事だとい...
2019-08-26 二一一 これは田の浜福次郎という人の直話である。この人の...
2019-08-26 二一〇 大正十五年の冬のことであるが、栗橋村字中村の和田...
2019-08-26 二〇九 近所の鶴という男の女房は、まだ年の若い女である。...