2020-04-24 花ひかり弾丸《たま》と降れば一兵の意志もて顔を上げよ。 ...
2020-04-24 海辺ふるさとは海を蒲団《ふとん》のように着ていた。 波打...
2020-04-24 花よ、空を突け昨年の夏、詩集『表札など』の原稿を出版社に...
2020-04-24 絵の中の繭ひろい会場に立つと、遠くから一枚の絵が手まねき...
2020-04-24 けちん坊たとえどなたにお支払いするのであっても、自分の財...
2020-04-24 春の日に引越してきたアパートの三階の窓から川が見える。そ...
2020-04-24 日記 二月五日 日曜、呼び出されて月島の親類へ行く。理由...
2020-04-24 お礼私には、ひとつだけ詩に関して得意な話があるんです。そ...
2020-04-24 お酒かかえて大正期、詩誌『民衆』を創刊した福田正夫氏は私...
2020-04-24 炎える母の季節鬼 母よあの夜焼けたトウモロコシになってし...
2020-04-24 ユーモアの鎖国焼け跡の道を男が二人、向こうから歩いてきた...
2020-04-24 鍵ざくろの木が立っていました。パンやさんの裏庭に一本だけ...
2020-04-24 試験管に入れてすぎ去った日の、底のほうに沈んでいたちいさ...
2020-04-24 「海とりんごと」という私の詩は、その時の船旅の印象から、...
2020-04-24 西伊豆の海岸線に沿って汽船が通っている バスに乗ってそ...
2020-04-24 夏の日暮れに伊豆は遠いところです。私の両親は伊豆に生れま...
2020-04-24 まじめな魚それは子供のとき見た絵本の、マンガのひとこまで...
2020-04-24 信用けさは雨に打たれていた。プラスチック製もりそば容器と...
2020-04-24 おそば太平洋戦争が終わったあと、東京丸の内のとある町かど...
2020-04-24 シジミ夜中に目をさました。ゆうべ買ったシジミたちが台所の...