2019-12-29 37奈津子の去った室伏家には、又、新婚当初の穏やか...
2019-12-29 36はじめのうちこそ、奈津子は眼ばかりギョロギョロ...
2019-12-29 35警察に留置された千枝をもらいさげに、有里は夜明...
2019-12-29 34はじめて良平と札幌ですごした休みの一日を、千枝...
2019-12-29 33雄一郎との約束の時刻より多少早目に、三千代はうな...
2019-12-29 32伊東栄吉は雄一郎の姉のはる子の幼友達であった。...
2019-12-29 31車掌という職業は、いつも乗客という人間を相手にせ...
2019-12-29 30南部斉五郎が鉄道を去り、関根重彦夫婦が東京へ転...
2019-12-29 29塩谷駅での事故は不発に終った。雄一郎の機敏な措...
2019-12-29 28札幌の関根重彦の妻から、遊びに来てくれという言...
2019-12-29 27普段なら、大好物の蕎麦なのに、何か胸のあたりに...
2019-12-29 26函館本線、塩谷駅は平常、夜勤は三名であった。駅...
2019-12-29 25春の遅かった北海道にも、やがて、まっ白なこぶし...
2019-12-29 24室伏家の前に捨てられた赤ん坊は、昨年の秋、青函...
2019-12-29 23雄一郎と有里の新しい生活が始った。横浜へ去った...
2019-12-29 22姉のはる子が横浜へ発って行ったことを、雄一郎は知...
2019-12-29 21その夜、新婚の雄一郎と有里を、二人っきりにして...
2019-12-29 20有里は、手紙や電報で報《し》らせておいた列車で...
2019-12-29 19中里有里を乗せた列車が小樽へ到着する時刻は、有...
2019-12-29 18弘子は弘子、有里は有里、結婚だけは自分の意志を...